低気圧と偏頭痛

イベント(NiGHT PiCNiC,night after night)日々の些細なこと、音楽、ほとんどくだらない

スタンド・バイ・ミー

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毎年、夏が近づくとこの映画が見たくなりDVDに手を伸ばす

中2から毎年TSUTAYA(たまにGEO)で借りていてこれは買った方が良いなと思って大学生の頃町田のブックオフで購入した
そいえばNetflixにもAmazon primeにも入ってるね
ボタン一つで何でも出来ちゃう便利な時代

それが当たり前

有り難みも薄れてきた気がする

 

 

スタンド・バイ・ミー

原作はスティーヴン・キング

『IT』『ショーシャンクの空に』『シャイニング』『ミスト』『グリーンマイル』etc…

彼が書いた小説の多くが映画化しヒットしてる

僕も全部好き

 

 

 

 

ネタバレせずにどんな話か簡単に説明すると

男の子4人が夏休みに死体を探しに行って帰ってくる

そんな話

全然面白そうじゃないね、でも面白いよ

多分30回くらい見てる僕

 

 

 

子供の頃、大人になんかならないで、この瞬間が永遠に続けば良いと思っていた

少なくとも僕はそうだった

小学校6年の夏休み、近所の駄菓子屋で仲良くなった友達2人と家の近くの廃車置き場に秘密基地を作った

周りは雑草ボーボーでどの車も鍵は掛かってなく、家から漫画・兄からパクったエロ本・遊戯王カード・ラジカセ・ゲームボーイアドバンス・ジュースやアイスを持ち込んで毎日集まって遊び日が暮れると帰宅した

今思うと普通に危ないし怒られるような事だけど、その時は何よりも楽しかった

自分たちだけしか知らない場所があるってだけでワクワクしてた

 

夏休みが終わると僕たちは秘密基地に集まることもなく会うこともなくなった

理由は、僕が家から遠いキリスト系の私立の小学校にバスで通っていて、夏休みが終わってから塾に通うようになり駄菓子屋へも行かなくなったから

あれだけ遊んだ友達は今じゃ名前も思い出せない

中学校に上がる頃にはその場所は空き地となり、翌年には駐車場付きのアパートが建っていた

 

スタンドバイミーを見るといつもあの夏を思い出す

過ぎ去った日々は決して還ってはこないし
‪‪あの頃は良かったと時折思うけど

今この瞬間がそれなりに好き

そんな自分も好き

酒飲めるしね

 

ノスタルジーを強く感じる人は嘲笑の対象‬となりやすい

SNSを見てると時たま目にし感じることがある
これに関しては内容やニュアンスによるし良い悪いの話ではないけどね

 

何だか都合の良い部分だけ大人になったような気がするな

ティーンエイジャーが終わってもモラトリアムが続いている

 

エンディングに流れるベン・E・キングの『Stand By Me』最高〜