低気圧と偏頭痛

イベント(NiGHT PiCNiC,night after night)日々の些細なこと、音楽、ほとんどくだらない

9月のメイドインヘブン

今年馬鹿みたいなスピードで時が過ぎてくけど、どうした

あれかプッチ神父のメイドインヘブンか

それともシンプルに年を重ねるにつれて時間の経過が早くなるってやつか

僕はジョジョ5部が一番好きです

ちなみに人の汗舐めると嘘ついてるかついてないか分かる人間です

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とりあえず9月も今週には終わって10月になるらしいので夏が終わってまだエモい感情を爆発したら消化できてない人用に勝手に9月にまつわる曲置いてきます

 

 

 

teto - 9月になること(MV)

昨年発売されたtetoの名盤『dystopia』から「9月になること」

tetoってイントロからアウトロまで全力ダッシュ(50m走的な)って曲が多いイメージだったけど

この曲はAメロBメロの落ち着きからのサビの爆発力が凄まじい

サビまでの助走がちゃんとある曲

Cメロの小池君とゲストボーカルリーガルリリーほのかちゃんの掛け合いは銀杏BOYZの「駆け抜けて性春」レベルで良い、好き

9月って夏と秋どっちつかずで、激しいだけじゃ暑苦しいし、落ち着きすぎてても何か寂しいし、そんな時この曲を聴いてください

 

この曲というかアルバムを最初聴いた時、勝手になんか突き抜けたなーと同時に拓けたバンドになったと思いました(短距離長距離両用バンド teto)

もうヒーローだよな、teto

明日発売されるファーストフルアルバム『手』絶対傑作だろ

ずっとファンです

 

 

 

 

銀杏BOYZ せんそうはんたいツアー 夜王子と月の姫

2005年、2枚同時発売された銀杏BOYZの『DOOR』『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』の『DOOR』から「夜王子と月の姫」

最近、大人気アイドルグループBiSHのチッチちゃんがソロデビューして、この曲をデビューシングルとしてカバーしたのが記憶に新しい

僕はこのカバーシンプルに好きです

てか、女の子が歌う銀杏BOYZってもうそれだけで最高なんだよ

 

元は銀杏BOYZの前身バンドGOING STEADY時代から歌われていた曲で、02年に発売された「若者たち/夜王子と月の姫」って両A面シングルで発売されてオリコン週間5位にまでなったらしい(俺小6…)

 

 

銀杏BOYZ屈指のラブソング

この曲を作っただけでもう峯田君は生まれてきた意味があるよ、本当に

歌詞で『九月の十一日 指輪を落とした月の姫』

ってあって、それが9.11のテロか取ったのか峯田が偶然彼女と別れた日だったのか知らないけど、そんなことはどうでも良いのです

銀杏BOYZ下手で激しくてうるさくて汚いから嫌いって人には聴いてほしい

僕が銀杏BOYZを好きな理由はただひたすらに人間臭いからです

「リビドー」「NO FUTURE NO CRY」のようにドロドロとして激しい曲と「BABY BABY」「夢で逢えたら」のようなキラキラした曲、「東京」「漂流教室」のように哀愁漂うまるで日記のような曲

その全て兼ね備えてる「援助交際」は最強のキラーチューンだと思います

 

最近は峯田君も色々な重荷がなくなって精力的に活動してるし、僕は嬉しい

初期メンバーも全員抜けてしまって第2期銀杏BOYZと呼ばれてもいるけど、僕は峯田君がどんなにボロッボロになっても好きだし応援したい

ライブも行きたい(武道館以来行けてない…)

死ぬまでNo.1なバンドであり続けると思います銀杏BOYZ

 

 

 

 

 

青とメメメ「セプテンバーさん」

2006年発売、RADWIMPSRADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』から「セプテンバーさん」

RADWIMPSとの出会いは高校入ってすぐに仲良くなった女の子が僕が音楽好きってのを聞きつけて大量に貸してくれたCDの中にあったから

別にその女の子とは何もなかったけど、人生ってこの人と会わなかったらこの音楽聴かなかったよな〜とか好きにならなかったよな〜ってのありませんか?

僕は影響受けやすい人間だったので、人一倍そうだった気がします

そういうのって後から振り返るとすごく愛おしく思えたりするから好き

 

友達とRADWIMPS縛りのカラオケしようよってくらいには好きなつもりなんだけど、『RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜』以降の曲は、前前前世くらいしか知らないので、オススメの曲とかあったら教えてください

 

全然関係ないけど、僕は「ラッドウィンプス(笑)」みたいに言ってくる人が一番嫌いで、それは音楽だけに関わらないんだけど、売れてる物を妄信的に馬鹿にするセンサーが働いている人がどうしても一定数いるんだよな

好き嫌いは誰にしもあるし、それを否定はしないけど

売れてる物には必ず理由があって、それを理解してバンドを貶すならまだしもロクに聴かないで、聴いてる人を馬鹿にしたりしやがるからタチが悪い

もちろん売れてる理由が、誇れるものではない場合もあるけど(RADWIMPSに関してはシンプルに良い音楽を作ってちゃんと評価されてると思う)

 

この年になるとそういう人と出会うのも大分減ったけど、年に数回は飲みの席とかでそういう輩に遭遇するので、その時は心の中で100回くらいF××k!!!って唱えてます

何か飲んでる時くらいもっと好きな人とか話してたいよな

あと下ネタとか、どこもかしこも駐車場だぜ

とか

HOW TO GO 2(ラブリーサマーちゃん、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)の回

僕はくるりが好きだ

まあ、みんな好きか

今までくるり嫌いって人には出会った事ないな

スピッツにしろ

まあ、いるんだろうけど隠れキリシタンみたいに隠れてるのかも

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話は変わって、こんなイベントやりやす

HOW TO GOはそのまんまですが、くるりの曲からです

存分にへぇ〜と思ってください

めちゃ最高なメンツ

カツカレー、クリームソーダ、ラ餃チャセット

簡単にいうとこんな感じです

一つに詰め込みまくった感多幸感

e+オンリーで発売してるのですが、なんかチケットかなり売れてるらしく、今週中には多分なくなると思うので(これでなくなってなかったら恥ずかしいごめん)少しでも興味ある人は早めに買っといてもらえたらと〜

 

出演してもらうバンドサクッと紹介します

全部は疲れるので、分けて書きます

気が向いたらなので、忘れてたらすみません

 

 

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

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ツートップロン毛のキイチ君(ボーカル、ギター)とタフネス君(ベース、コーラス)

常識人に見えてきっとサイコパスであろうリョウ君(キーボード、シンセ)とタカヒロ君(ドラム)

紅一点のKDちゃん(コーラス)

異色の五人組バンド

 

去年のイベントも出てくれたね

ありがとうもはや勝手に盟友にしてるよ

柔らかさと優しさ×リアルさと堕落さ

いやマジでホフディラン×Theピーズって感じ

まあ、とりあえずライブ見てみてください

ハッピーになりますよ

そりゃもうとてつもなく

そして、いつのまにか好きになってます

恋です

30代40代になって変わっていくキイチビール&ザ・ホーリーティッツを見てたいし、俺も一緒に年取りたい

そんで、子供ができたら一緒にライブ行ってキイチ君に親子共々イジってもらおう

そうしよう

 

 

オススメの曲貼ろうと思ったけど名曲多すぎて全部オススメ

とりあえず二曲貼っときますね

 

 

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ「世の中のことわからない」(Official Music Video)

俺もね、世の中のこと分からない

なんかふとした時聴くと救われます

 

 

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ 「たまらない夜」(Official Music Video)

リアルだけど優しいんだよな、キイチビール

11月17日たまらない夜にしようね

 

 

 

 

 

ラブリーサマーちゃん

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一言で言うならば天才

それに尽きるアーティストだと思います

邦楽・洋楽問わず、様々な音楽を吸収してそれを自分なりに濾過してアウトプットすることができる

これって当たり前みたいだけど、一番難しい気がする

くるりの岸田さんとかもそれが凄く上手い気がする

違うジャンルを自分の土俵に持ってきたり(ワルツを踊れが一番わかりやすい)

 

 

ラブサマちゃんって上手くて可愛らしい声も低音も出せるけど、特徴や癖のある歌声ではない

でも、そんな彼女の普通な歌声と作る曲の幅広さが相まって楽曲の普遍性が際立ってる気がする

俺みたいな馬鹿が難しい言葉使うもんじゃないな…何を言いたいんだ…

まあ、シンプルにラブサマちゃん天才!大好き!って感じですね

 

本当に自分のイベントに出てもらえると思ってなかったから決まった時変な声出ました

あと、関係ないけど昔好きだったり付き合ってた女の子ほとんどがラブサマちゃん聴いてたな

まだ直接お会いした事がないけど、お酒好きなのは知ってるので、ライブの日乾杯できるのが楽しみです

「若くて多才で素直、可愛くて優しいピチピチロックギャル」

ってキャッチコピーも好きです凄く

ラブサマちゃんもおススメとか選べないのでYouTubeでもサブスクでも何でもいいので聴いてください

 

 

 

宇宙ネコ子とラブリーサマーちゃん「日々のあわ」MUSIC VIDEO 

宇宙ネコ子さんとのやつ

最高

 

ラブリーサマーちゃん「私の好きなもの」Music Video

可愛い歌×可愛い女の子=世界平和

 

寝ないけど、おやすみです

 

コピーにお茶汲みOLさん

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みんな小学校の卒業文集とかで、将来の夢的なの書きませんでしたか?

僕は、面白いと思ったのか本気で思ったのかもう分からないけど、たしかサラリーマンて書いた気がします(父親の後ろ姿を見てそう書いたなら僕は相当良い子供だな)

大学卒業して、新卒で3年半会社で働いたからまあ夢は叶ったのか

 

 

僕は昔から良いのか悪いのか分からないけど、諦めが早い子供だった

途中で投げ出すとかそういうことではなく、自分の中で才能や環境を客観視して無理をしない冷めた子供(嫌な子供だな)

小学校で3年間やってたサッカーも中学に入る時兄貴が野球部で、学校も遠く車で親に迎え来てもらってたから、帰りが一緒の方が楽だろうと野球部に入って、中学3年間やってた野球も三年生の時全国大会を観に行った時にどうしようもない才能・レベルの差を感じて野球を諦め、高校ではギター部という帰宅部に入った

(あとシンプルに坊主が嫌だった)

 

まあ、そこで音楽好きな友達と出会いバンドを組み、色々な音楽に出逢えて今の僕がいるから良しとしよう

そのバンドも高校・大学とマイペースに活動していく中で、自分はプレイヤーではなくリスナーなんだなと感じ大学卒業するタイミングで辞めてしまった

というのは建前でただ逃げただけかもしれない

この話を昔付き合っていた女の子にしたら、サッカーも野球もバンドも本当に好きだったの?と聞かれて答えられないことがあった

「本当に好き」が何なのか僕には未だに分からないけど、あの頃の僕は本気でそのすべてに取り組んでいたし、嘘なんて一つもなかった

 

今僕は世間的に「イベンター」って呼ばれる事をやってて

もちろんこれだけで食ってる訳ではないけど

自分にはない才能があったり、やる気があるアーティスト・イラストレーター・カメラマン・スタッフさんたちと一緒に楽しい何かを常に作り続けている

すごく楽しいし毎日充実してる

だけど、一歩下がって俯瞰で見てみるとただ楽しいだけじゃダメだよな〜とかもっと将来性や持続性がある事をしていかなきゃとか反省もある

 

 

27歳になると結婚式・二次会のお誘いが鬼のように来るし

SNSを覗くとTwitterはまだしもInstagramFacebookでは、誰かの子供の写真が毎日アップされてて、もはや名前と顔が一致するようになってきたよ

中学生の頃一緒に馬鹿やったり、高校生の頃バンド組んでライブやってた友達が家庭を持って幸せそうにしてる姿を見ると多少でも心揺さぶられる時もある

でも、まあ自分の人生は自分でしか責任持てないし

2年前会社を辞めた事も全然後悔してないから明日からも楽しく生きていきます

んな事言ってて、数ヶ月後どっかの会社で働いてる可能性も全然あるけど

それも人生だからありだよね

 

悩んだりした時に聴くと何か分からないけど、救われる曲貼ってバイバイ

 

夕暮れ/THE BLUE HEARTS

 

横道世之介って名作だよね

ここ数年、バタバタして(勝手にしてるだけ)映画を見る機会がかなり減っていたけど、今年始まってからNetflixに入ったこともあり大学生の頃みたいに暇さえあれば映画をひたすらに見るそんな日々を送っています

映画館は月一くらいしか行けてないのでもっと行きたいな

 

 

一番好きな映画って人から聞かれたとき困る

音楽にしても食べ物にしてもそうだと思うけど

何かしらその場でぱっと思い浮かぶのを答えてみたけど後から全然一番じゃねぇな…って後悔することが多々

そんなわけで僕も5分くらい塾考してみたけど

横道世之介』という作品がそれに当たる気がしました(STAND BY MEも悩みどころ)

 

 

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横道世之介

元は毎日新聞で連載されていた青春小説で、バブル期の東京を舞台に、長崎から上京してきた大学生・横道世之介が様々な人々と出会い関わっていく物語となる

メガホンを取ったのは沖田修一監督

この監督すごく好きなんです

沖田監督の他の作品では『南極料理人』も素晴らしい映画なので良ければ見てください

飯テロ映画です

 

 

主人公世之介を演じるのは高良健吾

イケメン高身長音楽好きずるい抱いてくれ

絶対性格も良いじゃん悪くても良いから抱いてくれ飲み友達なってくれ

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共演者も素晴らしく世之介のガールフレンド役として吉高由里子、友人役として綾野剛池松壮亮、元カノ役として黒川芽以

その他にも井浦新伊藤歩柄本佑など人選・配役が本当に完璧

 

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どんな作品なの?って聞かれても

まあ、作中特に大きな出来事が起こるわけでもないし、主人公の世之介自身大志があったり、特別な才能があるわけでもない

頼まれたことは何でも引き受けてしまうお人好しだけど、それなりにめんどくさがりやで人並みにエッチな食いしん坊

大きな夢も大した悩みもなくただ日々を楽しく生きる青年

いわゆるTHE普通の人で、正直物語の主人公としてはパンチはない

そうなんだけど、何故だか彼の周りにいるだけで人が皆笑顔になってしまう

十数年後、ふと彼を思い出す人がみんな笑顔になってしまうような

なんかもうそれって凄いことだし、自分も誰かにとってそうでありたいなと思ったりする

 

長いし自分でも何伝えたいか分からなくなってきたので、もうやめます

 

 

「出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい――。」

この作品の好きなところはキャッチコピーに詰め込まれてる

3時間くらいある映画だけど、全然長さを感じない

僕は20回以上は見返してます

それくらい好き

まだ見たことがない人はこの映画を大切な人と見てください

なんか抱きしめたくなると思います

 

高浪凌について

さっき彼について3,000字くらいの熱い文章を書いたのに消えてしまった

許さん、許さんぞTumblr

 

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高浪凌(タカナミリョウ)

彼と初めて会ったのはほんの数ヶ月前

夏と呼ぶには少し涼しくて春と呼ぶには蒸し暑いそんな夜だった(梅雨だね)

SUNNY CAR WASHウネと町田で飲む約束をしてしまったので、遠路はるばる東京の最果て町田Cityに向かったわけだ

激安の殿堂かぶら屋でしこたま酒を飲み、二軒目に僕が大学時代通ってたバーに行くことになり、俺との時間が手持ち無沙汰になったウネは彼を呼び出した

第一印象は単なるイケメン

イケメンな事にイラつきながらも、僕らは色々な話をした

彼の地元北海道の話、音楽の話、女の子やエロい話(これがほとんど)楽しかった

もうこれだけで友達になるに十分だった

その後、高浪とは何度か飲みに行きその度に彼を好きになった

深夜SUNNY CAR WASHのあだむの家に呼び出された時はタクシー代カンパするんで来てください!とか言っちゃう可愛さ(そこは大人なのでもちろん自分で出しました)

7月には弾き語りでライブにも出てもらった

凄く良かったんだ、あの日

その日に彼はSUPのいおりって盟友と出会った

SUPと高浪凌この2組のアーティストが2,3年後どうなってるか本当に楽しみ

 

 

物腰柔らかで常に人に低姿勢で人懐っこい

簡単に言うとそれが高浪凌

でも、その中にも痛々しいくらいの青さや行き場のない怒りや暴力的な面も垣間見える

そこが人間臭いんだよな、すごく

嘘がないってすごく大切な事だ

どんなに着飾って綺麗な言葉を並べてもリアルじゃない歌は空洞なんだよ

 

 

明日下北沢ベースメントバーにて高浪凌バンドセットでの初ライブがあります

内村イタル、THE FOREVERS、ペドラザ 、SUP

最高の5組だ

何かが起こる気がしてます、勝手に

時間ある人は遊びにきてね

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最後にウネには感謝しなきゃならんな

高浪凌と出会わせてくれた張本人だし

ヒロト(大下)とのこともそうだけどウネには人を繋げる才能があると思うよ

ただし酒は奢らん

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飛び出せハイウェイ

 

ハイウェイ/くるり

 

 

僕がこの曲を知ったのは高校二年生16歳の頃

家から自転車で10分くらいのところにゲオがあってそこで中古のくるりベスト盤『TOWER OF MUSIC LOVER 』を見つけてちょうどお小遣いもらったばかりでくるりって名前も知ってたから何となく買った

今でも覚えてる

ほぼほぼ帰宅部でバンドもそれなりにしかやってなかった僕には、学校帰りや週末の休みに市内の自転車で行ける距離の中古CD屋を巡るくらいしか楽しみがなかった

あとは、友達ん家に仲良い男4人で集まってウイイレをするくらい

今ほど手軽にSNSYouTubeで音楽を知ることはできなかったし

ガラケーだったしパソコンも持ってなかったし

 

 

話が逸れたけど、このベスト盤は、2006年に結成10周年を迎えたくるりが10年間を振り返る意味で発売した区切りの二枚組のベストアルバムで、代表曲「東京」「ばらの花」「ロックンロール」「HOW TO GO」などを中心に、最強ダンスロック「ワールドエンド・スーパーノヴァ」、京急線沿い住みの方「赤い電車」、聴く文学「家出娘」などなど

くるりをあまり聴いたことがない人にも安心して貸せるTHEベストアルバムになる

 

 

その中でも高2の僕の心に残ったのがこの「ハイウェイ」って曲

 

 

「僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって
ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった
ふたつめは今宵の月が僕を誘っていること
みっつめは車の免許取ってもいいかななんて思っていること」

 

 

抑えめなドラムカウントから流れるようなギターのイントロが流れ曲が始まる

基本的に単調なリズムとメロディ

特に曲が盛り上がる部分がある訳でもない

と高校2年の僕は思った

歌詞だって「僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって」

とか言いながら歌詞で出てくる理由はこの三つだけだし最後には「僕には旅に出る理由なんて何ひとつない」なんて言っちゃってる

 

それならば、一体この曲の何が16歳の僕に響いたのか

単純だけどきっとこの部分なんだと思う

「俺は車にウーハーを(飛び出せハイウェイ)
つけて遠くフューチャー鳴らす(久しぶりだぜ)
何かでっかい事してやろう
きっとでっかい事してやろう」

それなりの学校の成績、それなりに出来るスポーツ、それなりのバンド活動、それなりの幸せ

すごく恵まれてることは分かってるのになんだかモヤモヤして、それをどう発散していいかも分からず、夜になると周りに民家がない畦道へギターを背負い自転車で行って、ギターをかき鳴らして歌でもない歌を叫んでた

そんな時にこの歌とこの歌詞に出会って、「あー、大人もこんなことを思ってて思ってても良いんだ」って安心したのかもしれない

 

27歳

一般的には大人(おっさん)になった今でも僕は未だに何かでかいことをしてやろうなんて思ってる

具体的なこともあれば全然イメージにもなってないものもある

それが楽しみで、不安で、モヤモヤしてあーってなる時がある

そんな時にくるりのハイウェイを聴く

 

 

 

今じゃライブはそこまで行ってないけど、一時期馬鹿みたいにライブ行ってたし、昔のシングル・アルバムをほとんど収集するくらいくるりには、どっぷり浸かってしまった

今年の京都音博は行く、多分

こんなハマってるバンドは、あとはやっぱり銀杏BOYZフジファブリックくらいなんだよな

そういうバンドがあるって素敵なことだなと思います

 

 

あと、この曲が主題歌の『ジョゼと虎と魚たち』(2003年公開/ 主演:妻夫木聡池脇千鶴)は、人生ベスト10映画に入るくらい好きなので、お時間あれば見てみてください

男と女でというと誤解を招くかもしれないけど、人によって捉え方が違う映画

この映画についてはまた暇な時に気が向いたら勝手に書きます

僕は寝ます

 

 

 

https://www.amazon.co.jp/ベストオブくるり-TOWER-MUSIC-LOVER-初回限定盤/dp/B000G02WPU

僕の見たビートルズはTVの中

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僕も年をとったのか最近昔の事を思い出し懐かしむことが増えてきた

特に現状に不満や不安があるというわけでもないけど、27歳になって冷静に自分を見つめ直しているのかもしれない

ユニコーンの素晴らしい日々を聴くことが増えてきた

 

 

 

思春期を中学生~高校生の間だとするならば僕の思春期は03年~08年頃だった

僕は中学校二年生の頃、テストで学年30位以内に入る事を条件として親にケータイ(ガラケー)を買ってもらった

当時好きだった女の子とメールをする為に、その子のアドレスをゲットする為に

その子は人生で初めての彼女となった

名前はシオリちゃん

とにかくおっぱいが大きかった

彼女とメールしてる時は頭の中で銀杏BOYZ夢で逢えたらがずっと流れてた

そして少しエッチな女の子だった

GACKTとかV系のバンドを好んで聴く子で趣味が合うとかまったくなかったけどそんな事はどうでも良かった

きっとみんなそうだったはず

理由は忘れたけど、その子とは一年もしないうちに別れてしまい、その後学内の子はもちろん友達の紹介や塾で知り合った他中の子達ともメールをするようになり、その中の女の子数人と付き合ったり別れたりをした

あれは果たして付き合ってたのかという女の子もいたけど

 

今振り返ると、ケータイを持っている中学時代と持っていない中学時代かなり違っていたなと思う

最初は人と人とで対面して繋がってメールアドレスを教えてもらうけど、普段そんなに会わない人とも頻繁に連絡を取れるようになり、仲良くなるためのスピードが抜群に早くなった

 

 

高校生になると前略プロフィールやケータイで簡単に作れるホームページ

略してホムペ(@peps!とか魔法のiランド)により同世代と簡単に繋がれる事が出来るようになった

この2つは本当に革命だった

 

前略プロフィールに関しては名前の通り、数十項目の質問がテンプレートで用意してあって、その中で自分の公表したい項目を答えていく形式で、シンプルなプロフィールを作成できるサイトで

この出現で会ったことがない人とも簡単に繋がれるようになり、写真を見て好みだったり、趣味が合う人とは実際に会ったりしてた人もいたらしい(僕はそもそもやってなかった)

僕が使っていたのはホムペで

ホムペは前略プロフィールのように簡単なプロフィール、ブログ、掲示板、画像・動画のアルバムを載せる事が出来る簡単なホームページ

自分がやっていたバンドや仲が良い友達とホムペを作ったりしていた

相リン(相互リンク)、キリ番、踏み逃げなどパワーワードもたくさんあったけど、説明するのも恥ずかしいので知らない人は調べてください

今考えると完璧に黒歴史だけど、ホムペのおかげでバンドから連絡きて対バンしたり、ごく稀に女の子から連絡きたりしてたから当時の僕にとってはすごく大切なツールだった

会ったこともない人とも簡単に繋がる事ができ、mixitwitterInstagramFacebookなどSNSの先駆け的存在だった

ただ今のSNSと違うのは使用している年齢層が圧倒的に若くて、繋がる人も同世代がほとんどだったこと

だからこそ、何も考えずに発言できたり、写真なども気軽にアップする事が出来たのだと思う

 

SNSを使用している年齢層は幅広いし、極論を言うと世界中の誰もが簡単に見れてしまうから、たまに自由の中の不自由を感じてしまう

きっと中高生の頃の僕がtwitterとかやってたら馬鹿な事をやって炎上してたと思う

 

時代とともに流行りも変われば身の回りのあらゆる物が進化していくし

地域・学校・家庭環境によって違いはあるけど、今の子達は小学生でスマホを持ちtwitterをやり大人たちと繋がっている子もいるらしい

その中で彼らが言ってはいけない事を言ってしまったら、やってはいけない事をアップしてしまう事があるかもしれない(僕ら大人も同じく)

そんな事があった時は、炎上させてその人を叩いたり面白おかしく言うのではなく、冷静になって、アドバイスを言ったり、静観してそれを待つこともあって良いんじゃないかな

とここ最近のtwitterとかを見て思う

魔女狩りみたいなのは大嫌い

 

長い文章書いておいてアレだけど、単純に今が一番楽しいし大人は楽しい

責任はつきまとうけど

思い出は大切だけど、あの頃は良かったとか絶対言いたくないね